和菓子店で目にできる業務用のガラス容器

日本では平安時代に唐から、砂糖が遣唐使によって伝えられました。シルクロードを伝ってきたのですが、幸いにも国内では縄文時代から、南西諸島や現在の四国・九州一帯でサトウキビが自生をしており砂糖を入手しやすい土地です。製法も同時に伝えられたことを受けて、古くから甘い食べ物が各地で作られてきました。室町時代になると金平糖・カステラ、さらには饅頭なども誕生をしており、日本人の魂には和菓子文化も植え付けられているといっても過言ではありません。

現在でも全国各地で和菓子店を目にすることができますが、一度でも訪れたことがあればある展示方法を目に浮かぶことでしょう。どのお店でも必ず、業務用ガラス容器のなかに水まんじゅうや大福・みたらし団子を並べています。そこでここでは、和菓子店で使用をされている業務用ガラス容器の概要について、簡単に解説をしていきます。まず業務用ガラス容器は単に品物を置くだけの機能にとどまらず、冷やすという効果も持っているものです。

ガラス容器のコーナーをよく見ると、小さな温度計が取り付けられていることがわかります。菓子は生ものなので高温になると品質が著しく低下をするので、10度以下で保存をしなくてはいけません。業務用ガラス容器を製造しているメーカーは国内では2件しかなく、完全受注生産となっているのが特徴です。また洋菓子店でも似たものを目にできますが、こちらは照明も設置をされているのがポイントになります。