給食センターで活用されている業務用食品容器の歴史

日本では、1950年から小学校のみで学校給食がスタートしました。当時はまだ戦後間もない年代であり、12歳以下の幼い子供の間で栄養失調になっている児童が多かったものです。GHQの支持のもと、国連が無償で配給をはじめて多くのお子さんが健やかな成長を遂げるきかっけとなりました。現在ではごく当たり前のサービスではあるものの、当時は脱脂粉乳とコッペパンという実に素朴な内容だったものです。

今は管理栄養士が監修をした栄養満点の食事で、多くの児童が楽しみにしているものでしょう。基本的には給食センターという場所で調理をして、各学校に配られています。その際、出来上がった料理は必ず業務用食品容器に詰めてトラックで輸送をされるのが基本です。ここではこの業務用食品容器の歴史について、簡単に見ていくことにします。

まずスタートをした時代だと、アルミニウム製の大きなトランクと円錐形の筒を用いていました。トランクにはパンを入れ、筒には脱脂粉乳です。教室に運ばれたら、それぞれの生徒が業務用食品容器から自分の分を取り、さらにセルライトと呼ばれる食器に移して食べていました。現在はホーロー製の業務用食器容器にご飯、おかずと汁物を分けていて保温をしながら運ばれています。

業務用食品容器の大半で抗菌加工をなされており、軽く水洗いをするだけで清潔に保てる工夫もされています。なお、洗浄は学校内の配膳室でおこない、その後返却をされるものです。

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